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2011年                               十二月三十一日 d_111231 僕は今年も多くの人に支えられ 無事に過ごす事ができました。 長い時間が必要ですが 服作りを通し 少しずつでも 自分が思う良い形で恩返しし たいです。 世界中の人々を楽しくさせる事はできませんが 自分や近い人々から順番に 幸せ になれるような創作活動をしていきたいと考えています。 早いもので日記を休憩してから一年経ちました。 一年を振り返って 心に強く残ったことを綴ります。 展示会の直前 時間に追われ仕事をしていた三月十一日 生地を裁断している時  大きな地震がありました。 ラジオをつけると 被害の大きさが聞こえ ただならぬ雰囲気を感じながらも ただ ただ仕事を続けるしかありません。 集荷の時間に運送会社へ電話すると 携帯も固定電話も使用する事ができません でした。 日を追うごとに大きくなる被害状況の中 「このような状況で服を作る事が何になる のか」 という想いに駆られました。 そして 被災地に行かねばと考えるようになるのです。 正直 ボランティア精神というよりも 事実を目で見なければという感じでした。 展示会が終了し 諸々の仕事を片付けを終えた5月頭 名古屋の友人とハイエース に水や食料や 知り合いから集めたいろんな物資を積み込み 南相馬市へ向かい ました。 遠くまで続く瓦礫の街 ダンボールで区切られた小さなスペースに多くの人が生活する体育館 隣近所は津波に流され 自分たちだけが無傷ですんだ事を 申訳ないと思う家族 一階が柱だけになった一軒家の 風に揺れる白いカーテン 人材不足で寝ずに働くボランティアの人が活動する避難所 渡した手作りのぬいぐるみに 子供のような笑顔をみせたおばあさん ビルに乗り上げた船 多くの自衛隊員が恐らく遺体を探していた異様な匂いの街 その隣で 二ヶ月ぶりに開店した蛍光灯の光が強いスーパー 津波にさらわれた花壇に 新しい花を植えたと話してくれた 笑顔の女の人 崩れた家の瓦礫の前に置かれた 石の乗っけられた裏返しの写真 何故 被災地に行きたいと思ったのか 理由は今でもはっきりわかりません。 自分ができることと言えば 募金するくらいしかできませんが しっかり働いて 続け て行きたいです。 僕を含め人間はいつ死ぬかわかりません。 目を瞑る5秒前に『結構楽しかったなあ、はっはっはっ』と言えるよう 自分や他人 や時間を大事にしていきます。 それぞれが良い新年を迎えられますように。


ロッテルダム国際映画祭                         一月十四日 i110114 日記の方はお休み中ですが お知らせの方があります。 去年の『10aw collection 安息の場所』の発表の際 作りました ショートフィルムが  第40回ロッテルダム国際映画祭にて 1/26〜2/6の間 上映されることになりました。 お近くにお寄りの際は 是非見てみてください。 the 40th International Film Festival Rotterdam January 26 to February 6, 2011 尚 今後 様々なお知らせは information の方でお知らせしていきますので  見てみてください。


あけまして さようなら                            一月四日 d110104 新年がやってきましたので 去年の抱負を振り返りました。 健康な体を作るということと 言葉に宿る力を大事にして 言葉を使用することでした。 健康の方は 忙しい展示会前と年末は 体を壊してしまいましたが ランニングを始め たり 食生活を整えたりと 心掛けとしては 悪くないように思いました。 言葉はなかなか難しく 慎重に使用し過ぎ その時に思っている事が伝わらなかった り 大切にして使用しているつもりが 実際はそうでなかったりしました。 それ故に人を傷付けたり 誤りを生んだりしてしまいました。 一度発した言葉を訂正するような事は 僕が想う美しい行為ではありません。 言葉の難しさを痛感し これを発する責任を負う者として 全く駄目だと自負しており ます。 今までの失敗と向き合い反省し 未来に繋がるよう 過ごしたいと思います。 言葉を発する一人の人間として あまりにも未熟と感じる為  暫く日記の方をお休みいたします。 今まで稚拙な日記を読んで下さった みなさん ありがとうございました。 声を発する自由と責任を負う人間として 少しでも成長し また再び ここに綴ることが できたなら 大変うれしく思います。 僕は言葉を声を使用する者としての覚悟を 育てていかなくてはなりません。 もっといい服を 世界を創る為に 人として歩まなくてはなりません。 次来る猛暑の日か 年末の雪の日か 来年の緑の芽吹く頃か わかりませんが  それまでは みなさん さようなら。